ガンプラのグレードの違いを一覧で比較|HG・RG・MG・PG・EGとは?

同じRX-78-2 ガンダムを、ENTRY GRADE 1/144・HG 1/144・RG 1/144・MG 1/100・PG UNLEASHED 1/60 の5つのグレードで並べた公式の商品写真

ガンプラの箱には、名前の前に「HG」「RG」「MG」といった文字が付いています。これがグレードで、大きさ(スケール)と作り込みの度合いを表しています。同じガンダムでも、グレードが違えば値段は770円から66,000円まで開きますし、組み立てにかかる時間もまるで違います。

この記事では、バンダイの公式の説明と、当サイトが記録している公式の発売スケジュールの数字をもとに、グレードごとの違いを並べました。「HGとRGは同じ1/144なのに何が違うのか」「HGUCとHGはどう違うのか」といった、よく聞かれるところも書いています。

ガンプラのグレードとは?箱の頭に付く「HG」「MG」のこと

グレードは、ガンプラのシリーズ(バンダイは「ブランド」と呼んでいます)の名前です。HG はハイグレード、RG はリアルグレード、MG はマスターグレード、PG はパーフェクトグレードの略で、それぞれ決まったスケールと設計の方針があります。

たとえば「MG 1/100 RX-78-2 ガンダムVer.3.0」なら、MG(マスターグレード)の、1/100スケールの、RX-78-2 ガンダムのキット、という意味です。グレードが分かると、箱を見ただけでおおよその大きさ・値段・難しさの見当がつきます。

ガンプラ再販図鑑のグレード別の再販予定のページ。HG・HGUC・MG・30MM・30MS・RG・Figure-rise Standard・SD・30MF・SDW・SDEX・ENTRY GRADE・HGIBO・HGCE などのグレードが並び、それぞれの再販予定の件数が出ている
当サイトのグレード別の再販予定。HGUC・HGCE・HGIBO のように、HG の中にも作品ごとの細かい名前がある(2026年10月3日の画面)

グレードの名前はかなり多く、当サイトで再販を記録しているだけでも20を超えます。ただ、ほとんどは HG の作品別の名前か、SD の仲間です。まずは EG・HG・RG・MG・PG の5つを押さえておけば、残りはその派生として読めます。

ガンプラのグレードの違いを一覧で比較(スケール・定価・対象年齢)

主なグレードを、スケール・定価の目安・対象年齢で並べました。定価の目安は、2015年以降に発売された一般販売のキットの真ん中の値(中央値)です。限定品やデカール、LEDユニットのような別売りの部品は数えていません。

グレードスケール定価の目安対象年齢の例ひとことで
EG(エントリーグレード)1/1441,100円8歳以上手でパーツを外せる。いちばん簡単
HG(ハイグレード)1/1442,200円8歳以上ガンプラの標準。種類が最も多い
RG(リアルグレード)1/1444,400円15歳以上HGと同じ大きさで、部品が細かい
MG(マスターグレード)1/1006,160円15歳以上内部フレームを組む。大きく作りごたえがある
PG(パーフェクトグレード)1/6027,500円15歳以上最高峰。時間をかけて組む大作
MGSDSD体型4,950円15歳以上SDの体にMGの作り込み
RE/1001/1004,290円15歳以上MGと同じ大きさで組みやすい
SD・BB戦士デフォルメ880円8歳以上小さく手頃。短い時間で完成する
グレード別の定価の目安のグラフ。中央値はEG 1,100円、SD 880円、HG 2,200円、RG 4,400円、RE/100 4,290円、MGSD 4,950円、MG 6,160円、PG 27,500円
2015年以降に発売された一般販売のキットの定価(2026年10月時点の公式の表示価格)。出典: バンダイ ホビーサイトの発売スケジュール(当サイトの記録)

対象年齢は、各グレードの代表的なキットの商品ページの記載です(EG・HG・SDEX は8歳以上、RG・MG・PG・MGSD・RE/100 は15歳以上)。値段はグレードが上がるほど高くなりますが、RG と RE/100、MGSD は4,000円台でほぼ並んでいます。

なお、2014年以前に出たキットは、いまの公式の価格が発売当時の値段から改定されていることがあるので、目安の計算には入れていません。

グレードごとの特徴(EG・HG・RG・MG・PG・MGSD ほか)

公式の発売スケジュールに載った商品を数えると、HG が飛び抜けて多く、SD、MG、RG と続きます。好きな機体がキットになっているかどうかは、まず HG を探すのが早道です。

グレード別の商品の数のグラフ。HG(HGUC・HGCEなど)1,114、SD(BB戦士・SDEXなど)524、MG 357、RG 109、EG 32、PG 30、RE/100 17、MGSD 10。2026年10月時点
バンダイ ホビーサイトの発売スケジュールに載った商品の数(2026年10月時点・限定品と色違いを含む)

EG(エントリーグレード):ニッパーなしで組める1/144

2020年に始まった、いちばん新しい入門用のグレードです。公式は「次世代のファーストガンプラ」と呼んでいます。ランナーから手でパチパチと外せるタッチゲートで、RX-78-2 ガンダムでは塗装もシール貼りも要りません。公式は「少数パーツでありながら抜群の可動」とも書いています。種類はまだ少なく、RX-78-2・ストライク・ν・ウイングといった主役機が中心です。

HG(ハイグレード)とは:HGUC・HGCE との違い

公式の説明では「1/144スケールでガンプラのスタンダードと呼べるブランド」。ラインナップが最も多く、主役機から脇役のモビルスーツまで揃っています。1990年に始まり、いまも新作の大半が HG です。

HGUC(ハイグレード ユニバーサルセンチュリー)は、HG のうち宇宙世紀(ファーストガンダムやZガンダム、逆襲のシャアなど)の機体のシリーズです。同じように HGCE は SEED の世界(コズミック・イラ)、HGAC は ガンダムW、HGIBO は 鉄血のオルフェンズを指します。作品で分けた呼び名なので、どれも HG の一種で、スケールも作りも同じ考え方です。公式の商品ページでも、HGUC のキットは「HG[ハイグレード]」の中の「HG UNIVERSAL CENTURY」に分類されています。また公式の発売スケジュールでは、2022年以降は宇宙世紀の新商品も「HG 1/144 …」の名前で載っています(当サイトの記録では、HGUC と付く最後の新商品は2021年12月)。それより前のキットは「HGUC 1/144 RX-93 νガンダム」のように HGUC の名前のまま売られています。

当サイトでは HG・HGUC・HGCE の再販予定を別々のページにしています。

RG(リアルグレード)とは:1/144で本物らしさを追う

2010年に始まったグレードで、公式は「『本物であること』を追求し、緻密なパーツ構成や質感表現を実現」と説明しています。大きさは HG と同じ1/144ですが、部品が細かく分かれていて、色分けも成形色でかなりの部分まで再現されます。2024年の RX-78-2 ガンダム Ver.2.0 では内部フレームから組み、リアリスティックデカールで細部の情報量を足せます。そのぶん部品は小さく、対象年齢は15歳以上です。

MG(マスターグレード)とは:内部フレームを組む1/100

1995年に始まった1/100のグレードです。公式の説明は「精巧な内部フレームを核として、ベストプロポーションと自由自在な可動ギミックを追求」。骨組みを組んでから装甲を着せていくので、組み立ての手順そのものが楽しめます。RX-78-2 ガンダムなら完成すると約18cmで、HG(約12.5cm)より一回り大きくなります。「Ver.Ka」「Ver.3.0」のように、同じ機体が作り直されることが多いのも MG の特徴です。

PG(パーフェクトグレード)とは:1/60の最高峰

公式は「ガンプラの究極の姿を具現化する最高峰ブランド」と書いています。1/60スケールで、RX-78-2 ガンダムなら完成すると約30cm。2020年からは「PG UNLEASHED」という新しい設計のシリーズが出ていて、2026年1月の νガンダムは66,000円、フィン・ファンネルを含めた全長は約560mmあります。新作は多くなく、一般販売では2021年のユニコーンガンダム3号機 フェネクスの次が、2026年の νガンダムでした。

MGSD・RE/100・SD(BB戦士):ほかのグレード

MGSD は2023年に始まった、SDの体型にMGの技術を入れたグレードです。フリーダムガンダムで全高約115mm、内部フレームの多くの部位に可動のしかけがあります。RE/100 は MG と同じ1/100で、公式は「洗練されたパーツ設計で、組み立てやすさと圧倒的な迫力を両立」と説明しています。ガーベラ・バウ・ハンマ・ハンマのような、主役ではない機体が中心です。SD・BB戦士は頭身を縮めたデフォルメのガンプラで、値段が手頃です。最近は「SDガンダム EXスタンダード」が660円前後から出ています。

ほかのグレードの公式の商品写真。MGSD フリーダムガンダム、RE/100 ザクII改、BB戦士 RX-93ff νガンダム、SDガンダム EXスタンダード ウイングガンダムゼロ、30MM フルアーマーアルト
左から MGSD・RE/100・BB戦士・SDEX・30MM。写真はバンダイ ホビーサイトの商品ページから

30MM・30MS はガンプラとは別のブランド

同じ売り場に並んでいて、写真の右端のように見た目も近いのが 30MM(30 MINUTES MISSIONS)です。ただ、これはガンダムではないバンダイのオリジナルのロボットのシリーズで、ガンプラのグレードではありません。女の子のキャラクターの 30MS(30 MINUTES SISTERS)も同じ仲間です。当サイトでは 30MM・30MS の再販も記録しています。

同じ1/144でも EG・HG・RG のグレードは何が違う?

EG・HG・RG はどれも1/144で、並べるとほぼ同じ大きさです。違うのは、部品の数と細かさ、それに組み立てに要る道具です。RX-78-2 ガンダムの3つを、公式の商品ページの記載で比べるとこうなります。

RX-78-2 ガンダムの EG・HG・RG の公式の商品写真。EG は770円・8歳以上・タッチゲートで塗装もシール貼りも不要、HG は2,200円・8歳以上・ニッパーで切り離しホイルシールが付く、RG は3,850円・15歳以上・内部フレームを組みリアリスティックデカールが付く
ENTRY GRADE 1/144 RX-78-2 ガンダム/HG 1/144 RX-78-2 ガンダム [BEYOND GLOBAL]/RG 1/144 RX-78-2 ガンダム Ver.2.0(価格は2026年10月時点の公式の表示)
EGHGRG
定価770円2,200円3,850円
部品の外し方手で外せるニッパーで切るニッパーで切る
内部フレーム(商品ページの記載)記載なし記載なしあり
色を足すもの不要(成形色だけ)ホイルシールリアリスティックデカール
対象年齢8歳以上8歳以上15歳以上

迷ったら、ニッパーを持っていないなら EG、好きな機体から選ぶなら HG、細かい作業が好きなら RGと考えれば外れません。RG は HG と同じ大きさなので、棚に並べたときにスケールがそろうのも利点です。

同じ機体でグレードを比べる(νガンダムの EG・HGUC・RG・MG・PG)

νガンダムは、EG から PG まで5つのグレードすべてでキットが出ている数少ない機体です。値段の差を見ると、グレードの違いがはっきりします。

νガンダムの公式の商品写真をグレード別に並べた図。EG 1/144 1,100円(2022年発売)、HGUC 1/144 2,970円(2008年発売)、RG 1/144 4,950円(2019年発売)、MG 1/100 Ver.Ka 8,140円(2012年発売)、PG UNLEASHED 1/60 66,000円(2026年発売)
価格は2026年10月時点のバンダイ ホビーサイトの表示(税込)。古いキットは発売時から価格が改定されている

EG と PG では60倍の差があります。もうひとつ差が出るのが、定価で買えるかどうかです。当サイトが新品の値段を追っているキット(2015年以降の発売)で、新品の最安値が定価以下だったのは EG 7キット中7、HG 88キット中64に対して、RG は11キット中4、MG は13キット中1でした(2026年10月3日時点)。上のグレードほど定価で買いにくくなっています。キットごとの再販予定と新品の最安値は、それぞれのキットのページ(たとえば RG νガンダム、PG UNLEASHED νガンダム)で見られます。

目的別、どのグレードを選ぶか

ガンプラ再販図鑑のHG(ハイグレード)の再販予定のページ。2026年10月の再販として、フルアーマー・ガンダム(GUNDAM THUNDERBOLT Ver.)やガンダムバエルが日付・定価つきで並んでいる
グレードを決めたら、HGの再販予定のようにグレード別のページで、次に店に並ぶキットを探せる(2026年10月3日の画面)

ほしいキットが売り切れていても、ガンプラは再販が繰り返されます。グレードごとの全キットの一覧(たとえば RGの全キット一覧)から、発売日と定価も確かめられます。

ガンプラのグレードでよくある質問

HGとは何ですか?

HG(ハイグレード)は、1/144スケールのガンプラの標準のグレードです。1990年に始まり、ガンプラの中で種類が最も多く、定価は2,200円前後が中心です(2015年以降の一般販売のキットの中央値・2026年10月時点)。

HGUCとHGの違いは何ですか?

HGUC は、HG のうち宇宙世紀(ファーストガンダム・Zガンダム・逆襲のシャアなど)の機体のシリーズです。スケールも作りの考え方も同じ1/144の HG で、作品で呼び分けているだけです。最近の新商品は、宇宙世紀の機体も「HG」の名前で出ています。

RGとは何ですか?HGとどちらを買えばいいですか?

RG(リアルグレード)は、HG と同じ1/144で、内部フレームと細かい部品で本物らしさを追ったグレードです。対象年齢は15歳以上で、定価は HG のおよそ2倍です。はじめてなら HG、HG を何体か組んで物足りなくなったら RG、という順が無理がありません。

MGとは何ですか?

MG(マスターグレード)は、1/100スケールで、内部フレームを組んでから装甲を付けるグレードです。RX-78-2 ガンダムなら完成すると約18cm。定価は6,000円前後が中心です。

いちばん簡単なグレードはどれですか?

EG(エントリーグレード)です。ニッパーを使わず手で部品を外せるタッチゲートで、RX-78-2 ガンダムは塗装もシール貼りも要りません。

初心者がいきなりMGやPGを買っても大丈夫ですか?

組めないことはありませんが、MG・PG は部品が多く、対象年齢も15歳以上です。途中で手が止まりやすいので、最初の1体は HG か EG にして、道具と手順に慣れてからのほうが楽しめます。

グレードによって大きさはどれくらい違いますか?

RX-78-2 ガンダムで比べると、公式の目安で BB戦士が約80mm、HGUC・RG(1/144)が約125mm、MG(1/100)が約180mm、PG(1/60)が約300mmです。

グレードの説明はバンダイ ホビーサイトの「ガンプラとは?」と各商品ページ、定価・発売日・商品の数はバンダイ ホビーサイトの発売スケジュール(当サイトの記録・2026年10月時点)によります。商品写真はバンダイ ホビーサイトの商品ページのものです。